【茅ヶ崎市 某ビル】耐震診断の現場調査を実施しました。
RC(鉄筋コンクリート)造、3階建、築29年で、新耐震基準(昭和56年施行)以降の建築物です。

鉄筋探査機:コンクリートの鉄筋状況を超音波で調査する機器。
オモチャの「ブーブー」ようですが、普通乗用車が買える値段です。

左画像:壁を探査機を「ブーブー」と動かし、鉄筋の位置を探査中。
右画像:ディスプレイの赤い部分が鉄筋を示しています(超音波が反射するのでディスプレイには、直線で表示されません)
他に、コンクリートの厚さ、鉄筋のカブリ厚(コンクリート表面から鉄筋位置)も探査調査します。

鉄筋探査した結果をテープで鉄筋位置を表示し、鉄筋を切断しないように+印にロックオン。

コア抜き:鉄筋位置を避けて、コンクリート試験体を採取中。

コンクリート試験体を採取完了。
各階3箇所、計9本の試験体をコンクリートの中性化試験、圧縮強度破壊試験を今後、検査会社にて実施します。
この後、構造設計・計算の耐震診断を行い、現況と机上を合わせた診断結果を報告書にまとめます。