

スロープになっているので、既製品だと高さ調整が不可で座面が斜め勾配となり、
耐久性のある公共物仕様になると大変高価になるので、
手間はかかりますが、現場で(安く)築造しました。
型枠ブロックでスロープ路面の勾配を調整した強固な脚部分。
座面は木製だとメンテナンス(塗装)が必要になり、耐用年数も限られるので、
高価な木調樹脂製デッキ材とし、長期耐用仕様としました。とても重厚な製品です。
完成したベンチは、高額な既製品より数段上の出来上がりとなっています。
今後、各所で提案していきたいと思っています。

コンペ時からのコンセプト「地域に開かれた教会」として、
最後の最後のパーツとして設置しました。
オープンなアプローチの為、今後、管理上、様々な問題が生じる事が考えられますが、
当初からのコンセプトを貫いた教会に感謝いたします。
梅雨明けに外観写真の撮影予定で、後日、紹介させていただきます。